2014年7月22日火曜日

コース詳細レポート!!

KTFメンバーでありTJAR参戦者のガクくん(阿部岳史さん)が全コースを試走して素晴らしいレポートを上げてくれています!
是非参考にしてみてください!
(写真は一部ワタクシのものを追加してます)

おーつか

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<スタート~赤石岳>







まずは緩めのゲレンデを登ります。500m位登ると、左の林道に入る入り口があります。(既にモントレイルテープあり)
鉢山の登り口までは、緩く広い走れる傾斜のトレイルなんですが・・・
ボコボコしていたり、中央に溝があったり、岩がありで、テクニカルでトップ選手もスピード出しにくいかな!?
完走狙いの人は無理しなくても良いかと。
鉢山の登りは大きな丸太が続くけど、壊れていたり、トレイルがスリッピーで中々手ごわいかな。
でも、登りは600m位か。
下りがちょっと危ない。同じように壊れた大きな丸太とスリッピーなトレイルですっころびやすい。序盤の序盤なので無理せずに。
鉢山越えると、緩いアップダウンの走れるトレイルです。走れます。
が・・・完走狙いのは人は程ほどに。
笹薮のアーチと、時折 稜線が見えたりして気持ちよいです。
赤石岳の登りはそんなに長くないです。これも500~600m位かな。
ただ、頂上付近は要注意!!!大きな岩が見えてくると、左手が切れ落ちてて、狭いので、岩の登りは慎重に!!!(行きより帰りがやばいのだが)落ちると、けっこうやばいです。(ここはボラ配置が必要か)
展望は最高です、大沼池が見えます。
山頂にはパワー溢れる祠に手を合わせます。かならず戻ってくるぜ!!!。
と気合を入れましょう。 戻ってきた時にあの祠と警告看板を見てうるっとしました。

<赤石岳~裏岩菅山>








走れる気持ちのいい稜線です。この前の志賀レースの逆走です。
寺子屋の登りはたいしたことないです。まぁ シューズは泥んこになるでしょう。
遅かれ早かれなるので気にせずに。ブヨ相変わらずいます。8月は減るのかな?
嫌な人は網かぶりましょう・・・
調子悪い人、怪我して厳しい人はのっきりでリタイヤしたほうがよいでしょう。
そこからは、無理やりでも切明を目指さないといけません。
やーめた 車で送って!! とかできないので・・・
大雨降ったら注意です。すぐにレイン着ないと冷えて動けなくてヤバメです。
天気悪いと風も冷たく、冷えそうです。
ちなみに昨日は最高の天気で稜線頂きました!
晴れることを願ってます。ガスると何も見えません・・・
のっきり超えると、岩菅山の登りです。多少のガレた岩場ですが、景色よく、楽しく登れるでしょう。
岩菅山越えても、気持ちい走れる稜線です、楽しいです。
あっという間の裏岩菅に着くでしょう。


<裏岩菅山~切明>










前回までは、一般ルートです。特に岩菅山は人気なので、ハイカーも多いです。
が!!
ここから切明は距離も長く、一般的ではなく、上級者の縦走区間になります。
いわゆる地図でも破線のルートになります。きっちり装備を整えて望む区間となります。
日帰りハイカーはいません。
予断ですが・・・人気の山を走らなくても、このような場所ならトレイルランナーも嫌われないのにと思いますが。 あくまでも個人的見解です。ハイ。
ハイカーがいないので、トレイルは荒れてます。手入れもほとんど入ってないです(現状では。ただ・・・ヒーハー草刈マンおーつかさんが やってくれるでしょう!?)
人があまり入らないので秘境度は最高です。アドベンチャー!!
裏岩菅超えると、トレイルのすぐ近くに高山植物が多くあります。
踏まないでね・・・・ 一部 トレイルの中にも生えてます。
そして、這松があったり、少し植生に変化があり楽しいです。
烏帽子岳までは、それでもそんなに藪はないです。荒れてはいますがトレイルも鮮明ですね。
烏帽子岳下で突然行き止まりになります。あれ?と思うと。
岩に「切明」の文字が。岩を登るのか~ 
岩登りがあります。で 左がすぱっと切れており、尾根も痩せて狭く切れてるので
要注意です!!
落ちると大変なことになりますよ・・・とはいえ慎重に進めば問題ないです。(ここもボラ必要かな)
烏帽子岳からの下りがけっこう急で、滑ります。自分は5回くらい吹っ飛びました・・・
ロープがまじでほしいと思いました。。。。
ポールが2本折れました・・・OMG・・・ 判断ミスであります。
こんなことではイカーン! 自分に渇です。
とはいえ、かなりテクニカルです。
昨日、入ったトレマン隊4人の苦戦した後も多数ありました(笑)
そして、藪こぎラッシュです。このあたりはまだ楽しめてました!
笠法師山のトラバースはトレイルが不明瞭で、斜度がきつく、↓方向に落ちそうになるのを踏ん張って進むので、スピードがでません・・・・
油断すると、転げます。足捻ります。注意。
切明、2K位手前から整備されたトレイルになります。
分岐があり、すでにモントレイルテープがあります。
そこからは楽しく下れるでしょう。
下ると、発電所があります。そして、切明エイドです。
川の透明度にびびることでしょう。
ここまででも、既に最高な状態です。
体力に自信がない人は、無理せず止めておきましょう。
この先、進むと野反湖まで帰れまテン!
昨日は・・・・6K位のTJAR装備で写真や地図に書き込み、休憩も多めに取ってさらに藪こぎして・・・
8時間位でした。(関門9時間)
レースなら1~2時間は短縮できるかな?
トップ選手は・・・やはり3時間~4時間台なのかなぁ。


<切明~渋沢ダム>








ここはスーパー走れる区間です。トップ選手はかっとばすでしょう。
切明からの藪こぎを乗り越えた身としては、ルンルン気分です。
楽しいです。
ちなみに、切明では、温泉&食事で1時間も休憩しちゃいましたっ☆
ぶっちゃけ宿泊したかったです・・・ここは本当に良い場所。
切明から150m位ロードを登ると、右手から林道に入ります。野反湖の看板あります。
そこからは気持ちの良い林道!川の音が心地よい。2K位進むと、右側から川方面に下って橋を渡ります。
ちょっと揺れます☆ 大人数で渡ると落ちるかもしれません☆ 5人位かな。
そこから少し登ってから、高巻きのトラバース林道になります。
これがもう最高!!!景色よし。フラットで気持ちいいい!!
ただ・・・注意点があります。
まず、左手の柵っぽいのを越えて落ちると、間違いなくあの世に行きます。
右側はもろい岩場もあり、落石もちらほら見られます。
つまり、落石落ちると逃げ場がないので危ないです。
もろい岩がある時は山側を良く見て、細かい石が落ちてきたら止まったほうが良いです。細かい石の後に、でかい石が落ちてくることがあるからです。
それともう一つ。追い抜く時は必ず声をかけましょう!!!!!!!!
そして、抜くほうも抜かれるほうも、抜く時だけは歩きましょう!!!!
抜かれる人は山側で止まりましょう!!!
もし声もかけずに谷側から走ってぬけようとして、知らずに体が当たってはじかれたら・・・・谷底におちて岩魚のえさになりますよ。
万が一はあってはならないので注意です。
進んでいくとまーっくらなトンネルがあります。スーパー不気味です。3つあるんですが、最初の二つは、入り口から出口の光が見えるので、ヘッデンなしでも問題ないと思います。不気味ですが。
夜だとちびりそうです。
トンネル出たら千と千尋の神隠しの世界に行くのでは!?と思いながら進みました☆
3つ目のトンネルが長めです。出口の光があまり見えないです。
さらに165センチの自分が腰をまげないと頭をぶつけます。
勇者はヘッデンなしでも行けます。直進すれば。
びびりは、ヘッデンつけましょう☆
ちなみに、コウモリはいませんでした。
そんなんで、湧き水も豊富な高巻林道を進むと、渋沢ダムにでます。
10K位かな。ちょーー楽しいです。

<渋沢ダム~野反湖>





ここからが中盤のハードコア部分です。
まず、渋沢ダム~西大倉山??
(西大倉山がどこかわからないけど、地図上だと1748m付近のピーク)まで長いきつめの登りがあります。
楽しく走ってたのにちょっとテンション↓です。
やっとのことで、西大倉山のピークを過ぎると・・・
今度は藪こぎスタートです。背丈程の草と滑りまくる根曲がり竹のオンパレード。
そしてこの区間、看板が全くないです。
何回か、綺麗な川を渡ります。1箇所、水が多くて・・・
ジャブジャブ渡りました・・・・
トレイルも不明瞭なとこがあります。道迷い注意。
この区間、熊の糞が沢山でした。熊が多そうです。
看板がでてきたなぁ と思ったら急に整備された登山道になり、少しだけ気持ちよく下って野反湖です。
野反湖の自動販売機で休憩。周りはガスで何も見えません。
一人の登山客に話しかけられました。行程を説明したらびびってました。
まぁ そうでしょう・・・・


丁度18時頃だった気がする。。。


<野反湖~三壁山~高沢山~大高山~赤石山>










野反湖のキャンプ場を登って、三壁山の登山口に入ります。あたり一面ガスです。何も見えません。
野反湖~赤石山まで、細かいピークがいくつも続きます。
ハードコースです。アップダウン多いです。
しかし、大高山までは、まぁ 整備されてます
が!大高山を過ぎると一変します。ここから赤石までの藪こぎはまじきつかった。
夜だし、ガスだし、トレイルは不明瞭だし、疲れてるし、アップダウン多いし、荷物重いし、ブヨや蛾がまとわりついてくるし・・・
一番は眠い・・・・・そして、雨も降る・・・
何回かごろ寝しました☆
赤石岳山頂の祠と警告看板でまじ感動。


<赤石岳~ゴール硯川>

行きでも書いたけど、くだりはさらに暗くてよくわからないので、まじ注意。
ミスると滑落します。疲れてるし、ここは最後集中で。
来た道を戻るだけなんだけど・・・スタートの時に比べて果てしなく長く感じた。
2時位に到着。つかれました。あまり走ってないから足はそんなにだけど、眠くてきつかった。
あとは藪こぎにさすがに疲れた。肌も痛みまくった・・・
ちなみに距離は66㎞でした。
中野のすきやで牛丼特盛り食べて、帰りました。
参加者の皆さん、がんばってください☆
藪は無くなってると思うので、まぁ 大丈夫だと思いますよっ☆