2015年8月30日日曜日

無事終了しました!!!



土砂降りの雨のスタートした本大会、何とか無事に終了致しました!!

今年は昨年を遥かに凌ぐバッドコンディションとなり、シャワークライムあり、泥滑りあり、激流川渡りありともうトレイルランニングからは程遠い競技になりましたw

ゴール完走率も過去開催されたトレイルランニング大会史上最低?になったのではないでしょうか(汗)
◆出走者数 363名(男子340名、女子23名)
◆完走者数(ゴール到達) 82名(男子79名、女子3名)
◆ゴール完走率 22.6%(男子23.2%、女子13.0%)
◆2A完走者数(2Aに16:00までに到達者) 120名(男子115名、女子5名)
◆最終完走率(2A完走者含む) 55.6%(男子57.1%、女子34.8%)
◆リザルト: http://www.nature-scene.net/shiga_ex/result/

今回は天候悪化の為2A野反湖関門の時間を2時間繰り上げさせていただきました。出来るだけ選手の方々が山中に居る時間を少なく、そしてレース後寒い中での送迎バス待機時間・乗車時間を短くする為の決断でしたが、その為に野反湖でレースが終了となってしまった選手の皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しました。悩みに悩んだ末の苦渋の決断でした。決断後すぐその旨をスタッフに連絡し選手に関門時間繰り上げの件を伝えるように指示を出しましたが、もしその事実を知る事なく野反湖に到着し??となった方々がおられましたら重ねてお詫申し上げます。

スタート直前のウェザーニュースでは日中に雨があがる予報になっておりましたが結局雨脚は強くなる一方で、この状態で風に吹かれると山中・稜線での体感は明らかに10℃を下まわり低体温で動けなくなる人が続出するとの懸念から関門時間繰り上げの決断をさせていただきました。あの天候の中エスケープルートもない最後の野反湖~赤石山ルートを体力がない状態で進むのは明らかに自殺行為であり大会主催者としては絶対に避けなければならない、という考えからの決断でした。この決断によりまだ進む体力があったのにも関わらずスタッフに止められて先に進む事が出来ず不愉快な思いをされた選手の皆さまには心よりお詫び申し上げます。

なお、本大会のUTMBポイントは2ポイントとなっておりますが野反湖完走でのポイントがどうなるかについてはITRAと確認後、結果を発表させていただきます。

でも、あんな状態でも楽しんでしまう選手の皆さん・・・本当にカッコ良かった!!皆さんの出し切った顔が本当に清々しくて羨ましかったです。あの状態でスタートラインに立っただけでも「勇者」だと思います、本当に、本当にお疲れ様でした!!

そして・・・極寒の中選手にエールを送り続けた、日本全国から集まったKTFスタッフのみんな。
睡眠不足の中、激務を嫌な顔一つせず笑顔でこなすみんなは本当に凄い・・・自分も見習わなければ(汗)本当に本当にお疲れさま、KTFの大会はみんながいなければ絶対に成り立ちません。本当に有難う!!!

最後に、本大会に関わってくださった観光協会を初めとする地元の方々、スポンサーの皆さま、全ての方々にも厚く御礼を申し上げます。

大会実行委員長
大塚浩司

2015年8月24日月曜日

いよいよ今週末です!!



モントレイル志賀高原エクストリームトライアングルがいよいよ今週末に迫りました!!

選手の皆さん、準備の方はいかかでしょうか!?

ここまできたらあとはリラックスして万全の状態でレースに臨めるように務めましょう!!(いつも同じ事言ってマス 笑)

既に参加通知書で確認事項をお伝えしておりますが、改めて重要なポイントだけ上げてみました!!

①コースレイアウトについて
本大会は基本「走れない」コースレイアウトです。距離は62K程度ですがアップダウンが多い上に下りの斜面も谷側に傾いている場所も多く、相当に体力・集中力を奪われます。特に烏帽子岳~切明関門までの下りが急斜面な上に登山道をふさぐ倒木、滑る泥地面、滑る岩、滑る草があり非常にテクニカルなコースとなっております。いかに体力を温存しながら安全に「スピードハイク」出来るかが完走の鍵となります。またエイドに着くまではエスケープルートが一切ありませんのでご自分での安全管理をしっかりとお願い致します。
◆コース詳細マップ: http://www.nature-scene.net/shiga_ex/news/map.pdf/

②シューズ・ウェアについて
本大会はコースのほとんどが標高2,000mエリアで行われる本格山岳耐久レースとなります。雨に濡れ風に吹かれると低体温症のリスクが一気に高まりますので必ず防寒具を携帯してください。また足場が荒れている場所も多いのでシューズはプロテクションがしっかりしたものをお勧めします。その他、岩場・急坂ではロープ、木、笹などに捕まりながら進む箇所がありますので出来るだけグローブをするようにしてください。

③関門について
今年は選手の安全を確保する為関門ポイントを増やし、時間も早めました。
◆<new>岩菅山山頂関門(14K地点):9:00(スタート後5時間)
◆切明関門(26K地点):11:30(スタート後7.5時間)
◆野反湖関門(42K地点):16:00(スタート後12時間)
◆ゴール関門(62K地点):24:00(スタート後20時間)
関門時間が早まった分走れる場所はしっかり走らないと関門に間に合いません。登り・テクニカルな下りでは「スピードハイク」、平地・安全な下りは「しっかりラン」といったリズムで進むことが完走への鍵となります。

④補給について
本大会のコースはアップダウンが多く、非常に体力を消耗します。とにかくしっかりとエネルギー補給をしないとすぐにハンガーノックになってしまいます。選手の皆さまにとって一番のリスクはケガよりも何よりも「山中で動けなくなってしまうこと」です。エスケープルートのない山中で動けなくなると一気に命の危険が高まりますし付き添うスタッフも危険にさらされます。しっかり食べて飲んでさえいれば体力を維持することができ低体温症のリスクも下がります。とにかく動き続けられる体力を維持出来るように多めの食糧を持ってスタートするようにしてください。エイドの提供物も去年の倍に増やしました。あとエイドには自販機、売店もありますので小銭を持っていくことをお勧めします。

⑤緊急時について
選手がどうしても動けなくなる事態が起きた場合には本部から救護の手配をしますが、そこまで救護スタッフが到達するのにはとても時間がかかります。「自分の身は自分で守る」事を常に念頭に置きながら、リタイヤ可能なエイドポイントまでは出来る限りご自分の足でたどり着くよう願います。ケガをしない為にもご自分にあった無理のないレース攻略プランを組む事をお勧めします。

以上、ざっとお伝えさせていただきました!!

これだけ色々言っておきながらなんですが、当日は思いっきり楽しみましょう!!!(笑)

苦し楽しんでやりましょう!!!

We are the MOUNTAIN MASOCHIST!!!

大会実行委員長
おおつか