2019年10月21日月曜日

志賀高原エクストリームトレイル、無事終了!!

悪天候の中開催された志賀高原エクストリームトレイル、ケガ人も出すことなく無事終了しました!!
今回は台風19号の被害が残る中での大会開催という事で様々な事が懸念されましたが、無事大会を終了出来た事、本当に嬉しく思っております。

台風19号が長野県北部地域を直撃した際には大会開催は無理かと思っておりましたが、台風が過ぎ去った後に全コースチェックをした所それ程被害がない事が判明し大会開催を決断致しました。
志賀高原は地盤が強く植生もしっかり根を張っているせいか倒木もほとんどなく、登山道は普段と変わらない状態でした、改めて志賀高原の自然の強さに驚かされました。

それにしても大会当日の天候の激変は凄かった…立っていられないぐらいの暴風雨からの暑すぎるぐらいの晴れ間、土砂降り、そして凍えるような寒さ。
スタートゲートは暴風で吹き飛び破損するほど。
さらには膝まで浸かるドロドロな登山道、ツルッツルな木道、トレイル上のゴロゴロ岩。
もうこれ以上ない「エクストリーム」な条件が揃う一日となりました。
でも、だからこそ、スカイランナー・トレイルランナーは燃える。
苦しみを乗り越え、自分に打ち勝った先にはこれ以上ない喜び、そして自信に満たされた自分がいる事を知っているから。

ゴールでの皆さんの出し切った後の笑顔は鳥肌モンでした、本当に感動を有難うございます。
今回の大会開催はそんな選手の皆さんの熱い想いに応えたいという事、そして台風で被災した地元に元気を届けたいという想いからでした。
ここでいう「元気」というのは我々アウトドアマンの常に前を向いて突き進む姿を見せる事、という意味もありますがそれ以上に多くの大会参加者の皆さんに実際に被災地に足を運んでもらう、という事があります。
私の含め長野のKTFボランティアスタッフの地元には被災した方々が多くおられますが、今必要なのは物資を届ける事、浸水した家具の運び出しの手伝いも当然の事ながら同時に地元の「商業」を盛り上げるという事。
地元商工会の方々の話によるとフルーツ大国長野は正にこの時期かき入れ時にも関わらず地元の果樹園に誰も訪れてくれず大きな打撃を受けているとの事。また紅葉を観に来るお客様も激減、それに伴って飲食店への売上のダメージも。
そんな中、KTFボランティア、選手の皆さんの中には土曜日は大会を楽しんで日曜日は各地の災害ボランティアへ、という方が多くおられました。
アウトドアマンってなんて素晴らしい人達なんだろうと感動しつつ、そのような素晴らしい方々にもっと長野に足を運んでいただく機会を提供するのも自分の使命と強く感じました。
現在のような状況の中、大会を開催する事は中止にすることよりも何倍も大変ですが、大会主催者として選手の方々の安全を確保できるのであれば可能な限り大会を開催し、地元にお客様を呼ぶべき、と思っています。
もちろん自分も被災現場へ足を運んで様々なお手伝いをするつもりですが県外の災害ボランティアの方々の受入れが難しく被災ゴミ処理場への交通網も麻痺する中、今、何をすべきかを考えねばと痛感しています。

大会終了のご報告から話が逸れましたが...
今回も多大なるご協力をいただきました志賀高原観光協会を初めとする地元の皆さま、協賛会社の皆さま、そして最高にカッコイイ姿をみせてくれた選手の皆さん、ずぶ濡れになりながらも選手にエールを送り続けた最高にイケテルKTFスタッフのみんな。
本当に有難うございました、そしてお疲れ様でした!!
また来年、激アツの志賀高原でお会いしましょう!!!

大会実行委員長
おーつか

◆リザルトアップしてます http://www.nature-scene.net/shiga_ex/result/
◆フォトギャラリーは数日中にアップします
◆今回台風19号災害義援金にご協力いただいた皆さま、本当に有難うございました。義援金預け先に振込が完了次第、発表させていただきます。
photo by Simpei Koseki


2019年10月17日木曜日

大会会場へのアクセスについて(災害などによるアクセス状況)

台風19号などによる各交通機関の状況は下記のとおりです(10月16日現在)。

【お車でお越しの方】

<高速道路>
上信越自動車道 碓氷軽井沢IC~佐久IC間
※最新情報はNEXCO東日本のホームページhttps://www.e-nexco.co.jp/をご確認ください。

群馬県(草津方面)からのアクセスについても制限されています。
※最新情報は群馬県中之条土木事務所のホームページhttp://www.kendobousai-gunma.jp/kisei/RegulationList.htmをご確認ください。

また、志賀高原周辺の道路状況については志賀高原観光協会のホームページをご参照ください。
志賀高原観光協会(道路状況)https://www.shigakogen.gr.jp/


【公共交通機関でのアクセス】

<北陸新幹線>
東京~長野間は通常より本数を減らして運行しています。
長野~上越妙高間では運転見合わせ。
※最新情報はJR東日本のホームページhttps://www.jreast.co.jp/をご確認ください。

長野駅からは長電バスの急行バス【志賀高原線】https://www.nagadenbus.co.jp/express/利用
または、長野電鉄https://www.nagaden-net.co.jp/長電バスの路線バスhttps://www.nagadenbus.co.jp/local/でアクセスできます。

2019年10月15日火曜日

志賀高原エクストリームトレイル開催のお知らせ

この度台風19号で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

我々KTFは多くのレースを長野県で開催しており、今回の台風が地元長野に残した爪痕はあまりにショッキングなものでした。

いつもお世話になっている地元長野の復興の為に、我々が出来る事からやっていきたいと思います。
今週末に迫った志賀高原エクストリームトレイルに関してですが、本日コースチェックに入った所幸いにもそれ程の被害を受けておりませんでしたので予定通りに開催したいと思います。
但し今後大規模な土砂崩れなどが起きた場合には急遽コースを変更する事もあり得ますので予めご了承ください。

これから毎日コースに入って状況を確認していきたいと思います。

レース1週間前注意事項です!

≪レース中の安全管理について≫
参加通知案内にも記載させていただきましたが、一昨年他県で開催されたトレイルランニングレースにおいて滑落による死亡事故、深夜までの飲酒/寝不足によるスタート直前の心臓発作が発生しております。レース当日は万全の体調でスタートラインに立つようにしてください、またレース中何かあった場合にはリタイヤする勇気をお持ちください。「遊び」で命を落とすことがあっては絶対にいけません、あなたの大切な方の為にもまずは「生きて帰る」お約束を。

≪緊急時の対応について≫
レース中に何かトラブルが起きた場合にはまず近くのスタッフに連絡をとるようにしてください。スタッフから連絡を受けた大会本部から対応策を指示させていただきます。その他緊急を要する場合(トレイル上で選手が倒れていて息をしていない、大量出血をしているなど)には皆さんのゼッケンに記載されている本部への直通番号へお電話ください、至急救護班を向かわせます。

≪携帯電話必携、GPS情報の取り方について≫
ロング・ミドルコースの選手の皆さまには携帯電話を必携とさせていただいております。何かあった場合にはすぐに本部と連絡がとれるように、また自分の現在地も確認できるようにしておいてください。GPS情報の取り方について我々が様々な検証をした結果、「ジオグラフィカ」というアプリが無料で最も使い易いと思われます。ロングコースの選手の皆さまは是非このアプリをダウンロードしていただき、万が一の場合に自分の位置情報を正確に得られるようにしてください。このアプリは携帯圏外の山奥でもGPSとして機能し、AndroidでもiPhoneでも使用可能です。スマホ以外の携帯をお持ちの方は大会本部としっかり連絡が取れるよう、充電が満タンの状態でスタートするようにしてください。

◆ジオグラフィカ使用方法/ダウンロードページ: https://geographica.biz/

≪天候不順による大会開催の有無について≫
本大会は台風のような暴風雨にならない限りはしっかりとした安全管理の元、大会を開催致します。多少の風雨で大会が中止になることはありません。詳しくは大会前日の大会HP、FB等をご参照ください。

≪水分・携帯食について≫
脱水症状に陥らない為にもロング・ショートの選手共に1ℓ以上の水分を持ってスタートするようにしてください、携帯食も忘れずに。水分も全く持たずにスタートした選手は失格扱いとなりますのでご注意ください。

≪防寒着について≫
本大会のコースでは標高2,000m超のエリアを走ることになります。汗・雨で濡れた状態で風に吹かれますと低体温症のリスクが一気に高まりますので、ウィンドブレーカー・雨具を必ずご用意ください。レース会場の横手山スキー場でも既に標高1,700mありますので、防寒具も忘れずにご用意ください。

≪グローブ着用推奨について≫
コース上にはロープを使って登る場所、垂直に近い木段につかまりながら登る場所があります。グローブを着用して走る事をオススメします。

≪ライトの携帯について≫
ロングの選手のスタートはam5:00となりまだ暗い中でのスタートとなりますのでライトをご用意ください。また、ロングの選手で第4エイドを16:00以降に通過する選手はライトが必携となります。ライトがないと前に進むことが出来ず失格となりますのでご注意ください。

≪トレイルでのマナーについて≫
既に皆さまの分かりきっていることなので言及するのも恐縮ですが、ハイカーの方がおられた時には必ず歩いてすれ違うようにしてください、挨拶も忘れずに。

≪歩行区間について≫
レース後半田ノ原湿原手前の「信州大学自然教育園~長池~上の小池」エリアは特別保護地区となっておりますが今回歩行区間としてレースでの利用を許可いただきました。このエリアは看板の指示に従って必ず歩くようにしてください、走った選手は失格となります。

≪関門について≫
本大会にはエイド・ゴール関門が設定されています、全歩きでは関門に間に合いませんので走れる所はしっかり走りましょう!!
◆ロング: 第2エイド関門14:00(9時間後)、第4エイド18:30(13.5時間後)、ゴール関門20:00(15時間後)
◆ミドル: 第4エイド関門15:00(7時間後)、ゴール関門16:30(8.5時間後)
◆ショート: ゴール関門16:00(3時間後)
※コースマップ: http://www.nature-scene.net/shiga_ex/courseMap/2019map.pdf 

≪高山植物について≫
本大会のコース上には多くの高山植物が点在しています。登山道からはみ出して高山植物を踏み荒らす事のないよう十分ご注意ください。

≪マイカップについて≫
本大会では自然保護の観点からエイドで紙コップの用意をしておりません。選手の皆さまはマイカップを忘れずにお持ちください。

≪ゴールでのペットボトル配布廃止について≫
昨今のマイクロプラスチック問題を鑑み、少しでもペットボトルの使用を無くす為に本大会ではゴール後のペットボトルの配布を行っておりません。ゴール後のドリンクは各自マイカップにてゴールエリアに設置された給水タンクから補給するようにしてください。

≪自販機・コンビニについて≫
選手皆さんが受付をする志賀パレスホテル1階に自販機・コンビニがありますのでレース前後にご活用ください。また各エイドにも自販機がありますので冷たい飲み物、温かい飲み物をご希望される方はコインを持っていくことをオススメします。

≪ハガキの持参について≫
環境保護の観点から少しでも紙を節約する為に、選手の皆さまへはハガキのみの案内となっております。参加通知案内、スケジュール、会場周辺マップ、誓約事項の詳細に関しては大会HPのNews & Topicsをご参照ください。なお、誓約事項をご確認いただいた上、参加通知書(ハガキ)に署名または捺印の上、当日受付に提出してください。受付はロングコースは大会前日(10/18金)のみとなりますのでお間違えのないようにご注意ください。

その他詳細についてはHPの参加通知案内をご確認ください。

スタッフ一同、皆様にお会いできることを楽しみにしております!!
大会実行委員長
おーつか